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リスティング広告 運用のポイント
陥りやすい問題
定期チェックやトライ&エラーで数ヶ月運営していくと、リスティング広告の自分なりのノウハウを蓄積し、効果を着実にあげることができるお店や会社も増えてくるでしょう。
しかし、やるたびに何か問題が起こり、負のスパイラルに陥ってしまい頭を悩ませている担当者の方も出てくるでしょう。
よく聞くリスティングの問題と、解決策をご紹介します。
入札価格が高いので、なかなか上位表示されない。
人気の高いキーワードや時期的に需要の高いキーワードになると、入札価格がときには1,000円を超えてしまうものもあります。
「1つのキーワードに1,000円もかけられない!せいぜい200円くらい」と、微妙な入札価格に設定し、検索ページに表示されない、という状況になります。
広告は上位に表示されて始めて効果が生まれます。高い入札価格に躊躇してしまうのは当然のことですがここは思い切って上位表示できる価格にしてみましょう。それでコンバージョンが生まれたら引き続き継続し、コンバージョンにつながらなければこのキーワードをストップします。
また、こんな価格では予算を使いすぎてしまってダメだ、というのであればやはりこのキーワードは止めて、違うキーワードで効果の出せるものを探しましょう。
クリックは稼げるがコンバージョンにつながらない
クリック率の高いキーワードは、毎日チェックする度に増えるクリック数を見るとうれしくなり、効果があると思ってしまいがちです。しかしコンバージョンにつながらないということは、以下のことが考えられます。
- ホームページの内容と合致していない
- 広告は魅力的だが、内容が伴っていない
- ホームページの使い勝手が悪い・わかりづらい
クリックは稼げているのであればキーワードと広告の関係性は良好なはずです。上記を参考に、広告やホームページを見直して見ましょう。
広告品質があがらない
広告品質はさまざまな要因により決定されています。
Google Adwordsで公開されている、品質スコアの計算方法には、以下の要素があります。
- キーワードの過去のクリック率(CTR): キーワードが広告のクリックにつながった頻度
- 表示 URL の過去のクリック率(CTR): 表示 URL でクリックが発生した頻度
- アカウントの過去のデータ: アカウントのすべての広告とキーワードの全体的なクリック率
- リンク先ページの品質: ページの関連性、情報の透明性、操作性
- キーワードと広告の関連性: キーワードと広告との関連性
- キーワードと検索クエリの関連性: キーワードとユーザーの検索クエリとの関連性
- 地域別の掲載結果: ターゲット地域でのアカウントの実績
- サイトでの広告の掲載結果: 広告が掲載されるサイトや同様のサイトでの広告の実績(ディスプレイ ネットワークで広告を掲載している場合)
これによると、品質があがらないと悩んでいるキーワードのパフォーマンスだけでなく、アカウント全体のクリック率なども考慮されているということです。これはYahoo! プロモーション広告でも同様に、加味していると明記してあります。
上記の要素をもとに、無駄をそぎ落としていく作業が必要になります。