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リスティング広告の基礎知識

リスティング広告の特長

1. ターゲットに直接アピールできる

前ページ「リスティング広告とは」にあるとおり、リスティング広告は、検索エンジンで検索されたキーワードやそのページに掲載されている情報と連動しているため、その情報を探している人に対してのみ広告を表示することができます。
キーワードをうまく選び、魅力的な広告を掲載できれば、ピンポイントでまさにターゲットである人たちをサイトへ誘導することができるのです。

例えば、「白ワイン 通販」で検索しているユーザが、白ワインの購入を検討していることは想定できますが、「白ワイン レシピ」と検索しているユーザが白ワインの購入を検討しているとは考えにくいように、組み合わせるキーワードによって検索ユーザの知りたい情報が想像できます。これにより、どのキーワードが自分の会社・店にとって重要で、どのキーワードがそうでないかがわかってきます。
ユーザ側にしてみれば、白ワインを探しているところに「人気の白ワインを送料無料で 店で3年連続人気ナンバーワンの白ワインをお届けします」などと書いてあれば、ついクリックしたくなります。


2. 有名サイトに広告を掲載できる

リスティング広告は、Yahoo! JAPANやGoogleなどといった大手検索エンジンにテキスト広告が掲載できるサービスです。

参考までに「Yahoo! JAPAN」トップページ右上のブランドパネル(バナー広告)は、インプレッション保証型で1週間1,250万円の費用がかかります。通常、インターネット広告は、掲載サイトのインプレッション数や人気度合いに比例して費用は高くなるので、日本でシェア約6割の大手検索エンジンではこのような額になるのですが、リスティング広告は同じ「Yahoo! JAPAN」、また日本での検索エンジンシェアを二分する「Google」のサイト内に安い価格でテキスト広告を掲載できるというのが非常に大きな魅力となっています。
さらにリスティング広告は、通常であれば掲載するだけでも費用が発生するネット広告とは違い、掲載・表示するだけでは費用が発生しないクリック課金型。多くの検索結果ページに広告を表示してもクリックされなければ0円で、クリック=出費=サイトアクセスというわかりやすい図式は、費用対効果が調べやすいのもメリットです。


3. 低予算で運営できる

リスティングで選べるキーワードの価格はYahoo!・Googleともに入札制で、最低入札価格は1円となっています。
ビッグキーワードといわれる人気の高いものは検索数も多く、また関連業種やサービスも多いので、必然的にキーワードの価格が高くなります。また4月の入学・入社シーズンやクリスマスなど時季やイベント期によって需要が大きく変動するものもやはり需要が増える時期には検索数も多くなり、価格も高くなります。

このようなキーワードは潜在顧客も多く含んでおり、クリック=成約につながりにくいのですが、広告表示回数が多いため、広告予算が多く全国展開している企業・店にとっては宣伝効果として有効な出稿となる場合もあります。
逆に、スモールキーワードといわれるものは、人気はそれほど高くはありませんが、具体的で絞り込まれた情報をユーザが探している場合が多いです。見込み客の可能性が高く、クリック=成約につながりやすいのです。

ビッグ・ミドル・スモールキーワードの例

例えば上記赤枠部分のようなスモールキーワードを狙い、エリアやターゲットを絞り込む・商品やサービスの特長を入れるなどすると、コストをおさえて見込み客に広告を配信することができます。


4. 管理画面から簡単操作

Yahoo!・Googleともに広告を開始するにはアカウントをつくる必要があります。そのアカウントとPWで管理画面に入り、出稿から管理、レポートなど広告に関するあらゆることが設定できるようになっています。両サイトともに若干、用語の違いなどはありますが、基本的には同じような設定が可能です。

■Yahoo! 管理画面
Yahoo! リスティング広告 管理画面
■Google 管理画面
Google Adwords 管理画面

必要な情報が一画面に集約されており、内容によってタブを切り換えて使用します。使い方も難しくないので、使いこなすまでに時間もかかりません。思ったときに自分の手でさまざまな設定ができ、設定もほどなく反映されるのでスムーズでストレスがありません。


5. 時間や地域など、広告投下範囲を柔軟に変更できる

広告は本来、より多くの人の目に触れ、知ってもらうことに意味がありますが、地域密着型の店舗の場合は、全国への出稿は販売促進では無意味となってしまいます。
このように、店舗や会社、サービスや業務形態によって、広告を配信したい時間帯や地域はさまざまです。
リスティング広告ではさまざまな形態に対応すべく、地域、期間、時間帯等細かく設定することができます。

●地域ターゲティング
【Yahoo!】都道府県単位で配信地域を複数選択できる。これを設定した広告は、ユーザが対象地域にいるか、キーワードに地域名を含めた場合に表示される。
【Google】全ての国と地域、使用する言語設定ユーザのほか、市町村単位での指定も可能。地域にいる場合、またはキーワードに地域名を含めた場合に表示するか除外するかも設定できる。
●デバイス(配信先機器)選択
【Yahoo!】設定をせずともPC・スマートフォン・タブレットに配信される。モバイル端末にも専用広告が配信可能。
【Google】設定をせずともPC・スマートフォン・タブレットへ配信される。広告を作る際、モバイルを選択することにより、スマートフォン向けに表示が変更。
●掲載スケジュール
【Yahoo!・Googleともに】掲載期間の指定、曜日や時間帯の指定は1日につき6件まで、15分刻みで設定が可能。

このほかGoogleにはネットワーク設定があり、検索結果ページのほかYoutubeなどGoogleと提携しているサイトなど表示先を設定することもできます。

また、急な在庫切れなどによる出稿の中止や再出稿も管理画面ですぐに行えますし、管理画面からの変更は24時間いつでも反映されます。管理画面で変更された設定はほどなく反映されるのも、リスティングが本来のネット広告と違うところです。
キャンペーン毎に1日の予算を設定できるので、予想を上回るクリックで出費がかさむ、ということもありません。


6. 効果や費用がわかりやすく、費用対効果が数字で見える

リスティングの管理画面は、新規作成・設定のほかに、効果や費用といった運用成績を確認するためのツールでもあります。
キーワードや広告、キャンペーンやアカウント毎のクリック単価やコスト等の費用のほか、インプレッション数、クリック数、コンバージョンなど、広告の効果を測るさまざまな数値が表示されています。また、出稿日や期間を指定できるため、特定期間の特定結果のみを確認することもできます。

Yahoo!・Googleともに、グラフでも表示項目を設定できます。

■Yahoo! 管理画面
Yahoo! リスティング広告 管理画面 グラフ
■Google 管理画面
Google Adwords 管理画面 グラフ

成績は全て明確な数値として現れるので、キーワードや広告がどの程度のパフォーマンスだったのかを把握でき次の施策を考える参考になります。
さらに便利な機能として、結果レポートを管理画面上でカスタマイズできるので、あらゆる角度から検証できるのはもちろん、資料作成にも使えて便利です。

■Yahoo! レポート
画面上にカスタマイズして表示した情報をレポートとしてダウンロードすることができます。また、レポートの種類や表示項目、集計単位や期間、表示対象、フィルタをかけるかなどが選択できます。テンプレートとして登録も可能。
定期的なレポートを作成予約し、メールで知らせる機能もあります。
■Google レポート
画面上にカスタマイズして表示した情報をレポートとしてダウンロードすることができます。
キャンペーンやグループ別にデータを出す「分割」機能や、時間やデバイス別にデータを出す「ディメンション」機能でデータを細かく分析できるほか、レポートも期間や表示項目を選択したりフィルタをかけたり、yahooと同様のレポートが作成可能です。

Yahoo! レポート

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